ずっと住み続けたいマイホームを建築するときに注目したいのが使用されている木材の産地です。
国産材は流通量が少ないため、思うように入手しにくいのに対し、外材は太くて大きいものがいくらでも採れ、欲しいものを欲しい時に簡単に揃えられる、という違いがあります。
そのため近年では外材を使用して家を建築することも増えてきました。
ただし、外材は育ちが良すぎるものが多く、年輪が大きいという問題があります。
年輪が大きいと、乾燥による変形が大きくなってしまうのです。
そのため歪みのない良質な木材を調達するのが外材では難しいケースがあります。
一方国産材は径の大きな原木が少なく、曲がりの多い木などでは、寸法足らずになってしまうケースが出てくることや、建材として商品化するまでの期間にも手間をかけてやる必要があり、素材としては高級になるのです。
国産材の特徴の一つとして、日本の気候風土の中で育ったために、建材としても風土にあっている、ということがあります。外材でも中には腐食に強い樹種もあるものの、一般的には国産材に比べて耐久性に乏しいと言えるでしょう。
こうしたことから国産材を使用する注文住宅は根強い人気があるのです。