リフォームも含め、建築の世界では、たくさんの数字が使われています。
その中で、日常生活の中との違いは、どのくらいあるでしょうか?
『違和感』として一番感じられるのは、おそらくメートル法を用いた寸法のやりとりです。
建築の世界では、概ねメートルをやり取りする際は、ミリメートル単位での記載、呼称となります。
例えば180cmの長さを伝える場合は、1メートル80でもなく、当然180cmでもなく、1800mmと表記、呼称が基本となります。
また、古代中国由来、日本独自の数値表記として、『尺貫法』というものもあります。
こちらは『1尺=約30.3cm』として、形式的なやり取り上で用いられる事が多いです。
実は、日本の『計量法』という法律は、尺貫法での表記を禁止しており、どこの販売店に行っても、1尺。2尺、というメジャーは置いていないのです。
ですが、関係者同士では根強く使われる単位なので、覚えておいても良いでしょう。
もし、何かの注文の折りに『たて1800の…』『横5尺ほどの…』等というと、『チョットできる人かも…』と思われるかもしれませんね。