失敗しないフローリング選びのコツ ~「突き板」について~

皆さん、「突き板」というものをご存じでしょうか?

「突き板」とは、フローリングや家具の表面に張り付けられ、その見た目をよくする化粧板の一つなのですが、木の風合いを出すという点でとても重要なのです。

そこで今回は、「突き板」の特徴とフローリングに使用する際の注意点についてお話します。


まず、「突き板」は、板とはいうものの木材をスライスして生産されるシートのため、その厚さはおよそ0.3mmと、かつお節のように奥が透けて見えてしまうくらい薄いのです。機械で次々に切り出すことが可能なため、大量生産ができ、価格も比較的安くなります。


次に、「突き板」をフローリングとして使用する際の注意点ですが、突き板はその薄さゆえ、表面に傷がつくと、下の合板が露出してしまうのです。突き板と合板は塗料によって付着しているため、簡単にはがれることはありませんが、浅い傷でも破れてしまうため、耐久性の面ではあまり優れていません。


いかがでしたでしょうか。

安価で手に入り、フローリングの見た目を良くしてくれる「突き板」。

合板に木の風合いは出したいものの、耐久性の面が少し気になりますよね。

次回紹介する「挽き板」は、木の風合いが十分な上に、耐久性にも優れていますので、

是非そちらも参考にしてみてください。