前回と前々回で中庭をつくる際の家の間取りL字型とコの字型についてお話しました。今回ご紹介するロの字型は中庭が欲しいと思う方の一番の憧れではないでしょうか。ではいったいどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
中庭がある家はどのようなタイプでも開放感はありますが、やはり最も開放感があり、更に窓を通して反対側の部屋まで見れるわけですから非常に部屋全体が広く見えるのです。
また、ロの字だと廊下を一周することが出来ますので動線が丸になり、家事がしやすいでしょう。
更に、中庭があることで光をたくさん取り入れられるだけでなく、風通しも良くなります。そのため湿気対策にもなりますし、夏も暑さを和らげることができますよ。
しかし、反対に風通しがよいことと、光を入れるために窓を大きくすることで冬は寒いというのが現実です。雨戸をつけたり、冬用の分厚い寒さ対策の出来るカーテンを使用するといいでしょう。
また、ロの字の中庭は雨のときに水が逃げる場所がなく水が溜まってしまいます。そうならないために外に水を逃がす排水管をつけましょう。
いかがでしょうか。
中庭をつくるといってもこのような3つの違った間取りがあるのです。それぞれを比較して検討してみてくださいね。