一般的に、最初からデザインや間取りが決められているローコスト住宅は、若年層には人気が高いですが、いくつかのデメリットがあります。
ローコスト住宅は、シンプルさを売りにしていますが、それに物足りなさを感じる人もいるため、様々なオプションが用意されています。しかし、オプションを付け加えると価格が上がるため、この住宅を選んだ意味が分からなくなってしまいます。
また、使用される素材は品質が優れたものばかりではなく、工場で大量に組み立てられるので、造りがきちんとしていない場合もあって、耐久性が劣ることが指摘されています。安い価格で住宅を購入しても、後に修理や補修に高い費用がかかることがあるので、購入する際はこれらの点に十分注意する必要があります。
それから、ローコスト住宅は住宅性能が低いとされているので、快適さが失われていき、家の中が寒くなったり暑くなって耐えられなくなることが考えられます。そういう状況になると、快適な空間を維持するために冷暖房を利用しますが、電気代が高くなる場合があるため、原価以外のコストがかかることになります。住宅を安く購入できても、光熱費や住宅を維持するために多くの費用が必要になり、結果的に高くついてしまう可能性があります。
