ローコスト会社が低価格で商品を提供できるのには理由があります。営業マンの員数を抑えたり、建材を一度に大量に仕入れたりと、それなりの工夫が見られます。
一般に、ローコスト会社を選ぶ際のポイントは、価格の内容を詳細に教えてもらえること、設計の自由度があること、工事実績が豊富な会社であることが挙げられます。価格の内容を知るには、詳細な内訳書が必要です。設備機器の価格が一品ごとに記載されていれば、詳細な内容と言えます。
設計の自由度に関しては注意が必要です。ローコスト会社では、設計要員を余裕を持って確保していないはずです。決められた選択肢の中から選ぶ場合は問題がありませんが、初めからの自由な設計は期待しないほうが無難です。設計を省力化するのは、材料を節約するよりも正しい判断です。
ローコスト会社は、ある程度の実績が欠かせません。ローコストで、かつ、実績のない会社は信用できません。ある程度の実勢のある会社は、利用者の評判を聞くことができます。利用者の評判が良いものにしろ悪いものにしろ、納得できるものであるかどうかを、確認する必要があります。
ローコスト会社に決め細やかなサービスやメンテナンスを期待するのは間違っています。ローコストのわけを知り、使い方を誤らなければ、ローコスト会社は役に立ちます。