1月17日で、95年に発生した『阪神淡路大震災』から25年となります。
東日本大震災をはじめ、2010年代になっても目新しい災害が多い中で風化しがちな災害ですが、すでに若い方の中でも記憶があいまいだったり、『知らない』という方も多くいらっしゃると思われる中で、今回は当時の状況や、法整備が現在と当時とどう違うかなど、考えていきたいと思います。当時は木造住宅がまだ多く、一説ではその倒壊が目立ったと言われています。
そして発生したタイミングが冬場の早朝という事で、活動していた人が少なかったこと、木造家屋の倒壊と冬場の乾燥という所での火の回りが早かったことなどが、被害が拡大した理由であるとする調査内容もあります。古い木造家屋では、1階部分に致命的なダメージを負ってしまい倒壊し、2階部分がその上に覆いかぶさるような崩れ方をするケースが多かったと言われています。具体的には、直下型地震の揺れ型の影響で、家の柱ごと抜かれてしまい倒壊するパターンで、外壁などに目立ったダメージがなくとも内部では…という内容です。
次回に続きます。