引き続き、地震対策について取り上げていきます。
前回まで取り上げていた『SE工法』は、主に新築物件に対して現在の基準で判断される内容でした。
今度はいわゆる『リフォーム』として、耐震性能を増強させる場合にはどのような事が考えられるかをご紹介します。
まずは、お住いの物件が築何年経過しているかが一つの問題です。
現在から考えると、築35年以上経過している物件は耐震対策を実施する必要があると言えます。
理由は1981年に『新耐震基準』が制定されましたが、ここを境に『耐用震度』が震度5程度の揺れを目安にしているか、現在の日本で割と起きやすい震度6~7程度の揺れを目安にしているかが分かれているので、1981年以前に作られた建物では、震度5程度の揺れしか想定していないので、いざ大地震が来た際に倒壊する可能性も十分に考えられます。
気になる方は、調査・確認をしておいた方が良いでしょう。