みなさんは「上棟式(じょうとうしき)」をご存知でしょうか?
最近ではこの言葉を聞く機会も減っているのかもしれません。
ここで一度その意味をご理解いただけたらと思います。
上棟式とは建前(たてまえ)とも呼ばれるもので、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものだといわれています。
そのため、儀式というよりは施主が職人さんをもてなす「お祝い」だといえるでしょう。
また、これからの工事の安全を祈願するとともに、協力していこうという気持ちを共有する場でもあります。
地鎮祭は神主さんを呼ぶのが一般的とされている一方で、
上棟式では神主さんを呼ぶことは少ないようです。
しかし、最近では上棟式を行わないという方も多くいらっしゃるようです。
費用や手間がかかってしまうことが原因だとされています。
もちろん強制的なものではないので自由なことに変わりはないのですが、
自分たちがこれから長い間暮らしていく大事なお家です。
この上棟式という機会を用いて、携わってくださる方々に感謝するのもよいかと思います。
また、今後の工事においても、お互いの関係性が深まることで気持ちよく工事を進めていくこともできるでしょう。
少しでも時間や費用に余裕がある方は、ご検討いただければと思います。