前回のブログでは注文住宅の施工の流れをお伝えしました。
今回は実際施工が完成するまでどれくらいの期間がかかるのかについて取り上げたいと思います。
〇注文住宅で家づくりを決めてから完成までの期間は?
設計事務所で注文住宅を建てる際の期間は、人によってさまざまです。
ただ、一般的な期間は14ヶ月から15ヶ月ほどになります。
住まいを注文住宅で建てることを決めたら、まず設計事務所への相談から資金計画、おおよその間取り決めをすることになります。
ここにかかる期間の目安は約3ヶ月です。
施主の希望を吸い上げ、ファーストプランを練り上げていきます。さまざまな希望があり話し合いが長くなる場合は、その分だけ期間も長くなる傾向にあります。
大切な基本設計をしていくため、とても重要な時期です。図面完成後に、設計事務所から建築業者に見積り依頼を出し、最終的な金額を決めて設計監理契約を結びますが、ここまでにかかる期間がスタート時から約7ヶ月程度が目安になります。
その後はいよいよ工事契約を結んで、工事に入ります。一般的な木造住宅なら、工事期間は約7ヶ月です。ただし住宅の規模や構造、工法によって長くなることもあります。
特殊な工法だったり特注の資材を使ったりなどがあると、やはりその分だけ工期も伸びます。
なるべく短い期間で家づくりをするなら、「ここは譲れない!」というこだわり部分と、妥協できる部分を明確にすることがポイントです。
妥協しすぎるとライフスタイルと合わない家が立ってしまいますので、こだわり部分と妥協部分のすり合わせをきちんとしてくださいね。
〇完成させたい時期も考慮!逆算して行動開始!
あなたはいつまでに家がほしいですか?家づくりを決めたら、完成させたい時期についても考慮したいところです。
希望の竣工シーズンとして一般的なのは、年度末の3月や年末の12月などです。3月を希望する人は、4月の新しいシーズンを新しい家でスタートさせたい、12月に希望する人はお正月を新居で祝いたいと思う傾向にあるようです。
もし3月に竣工、引っ越しまでこぎつけたいのであれば、上記で紹介したスケジュールで考えると、前年の2月くらいには設計事務所との相談をはじめたいところです。
ただし、家づくりは土地探しや設計事務所選びなど、ほかにもやることはたくさんあります。
特に、子どもの学校や幼稚園の近く、スーパーや駅から近い場所など、条件にあった土地探しには時間がかかるものです。
なるべく早めにインターネットや雑誌などで情報収集を行い、希望の竣工時期に間に合わせられるようにしましょう。
また、家族同士でどのような家に住みたいかを話し合い、希望のすりあわせを行うことも大切です。
家づくりをするとなると、義理両親や親戚などからのアドバイスが入ることもあります。
ただし、実際に優先すべきはその住宅に住む家族の意向です。まわりに振り回されず、思い通りの家づくりをしてくださいね。